Isabella Stefanelli 東京展示会

2025.8.26

Le Berger / ISABELLA STEFANELLI

 

 

Isabella Stefanelliの東京展示会を開催します。

 

 

日程は、9月16日(火)〜19日(金)、22日(月)・24日(水)〜26日(金)の期間。

 

会場は、東京都渋谷区神宮前2-16-14 SHビル1F で行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、ベルジェ代表の秋吉に「Isabella Stefanelliとは、どのようなブランドであるのか」ということを質問しました。

 

長年、Isabella Stefanelliと活動を共にし、深く関わる弊社の秋吉の考えを以下にまとめました。

 

その内容を掲載致しますので、バイヤーの皆様、Isabella Stefanelliをお好きな皆様にご覧頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

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コレクションの開発、クリエイションの発端、糸の撚りや織り組織、パターンなど、その全部が彼女の思考の広がりです。

 

自らが開発した”糸・生地・パターン・縫製仕様”を組み合わせることで生み出される一着の洋服。

 

糸から洋服になるまで全ての工程を、縦横無尽にIsabella Stefanelliの思考が巡り、本人のビジョンのみで実行されます。

 

 

現代のアパレル生産を例えるならば、デザイナーは”指揮者”である。

 

洋服を生産するために、紡績、機織り、パターン、縫製、仕上げなど、それぞれの工程で専門性を持つプロが寄り合う方法が取られています。

 

その工程を指揮する役割をファッションデザイナーが担う。

 

そこには多くの人が関わることで、出発点からの誤差やズレということは、どうしても起こり得てしまうことであると思います。

 

 

更には、避けて通ることができないのが効率を重視した流れ。

 

生産にかかる時間、糸や生地の複雑さと奥深さ、生地の用尺、パターン設計、縫製仕様など、モノづくりに関わるあらゆることで図られる効率化。

 

 

しかし、それでは到達できない領域があるのではないか。

 

 

近年の洋服業界では当たり前となった常識を、改めて考え直させてくれ、”本当に価値のあることとは何か”ということを自らの身をもって教えてくれる。

 

 

長年の洋服づくりで蓄積された莫大な経験値を持ってしても、今なお、一着を生み出すのに途方も無い努力をしています。

 

全ての工程に向き合い、全てが高次元で、どこを抽出しても超一流。

 

 

そこにはつくり手として、彼女自身の人生が投影されています。

 

 

ファッションブランドでは、自らの存在を示すシンボルマークや、他者との差別化を図るための記号を取り付けられることがあります。

 

しかしながら、Isabella Stefanelliの洋服は、”そこに存在するだけでIsabella Stefanelli”である。

 

彼女の人生を捧げた洋服づくりのそのものが洋服の姿となっています。

 

 

このことを鑑みると、デザイナーズブランドではなく、その一方で、作家でもありません。

 

 

Isabella Stefanelliとは、一本の糸が洋服になるまでの一連の工程を、一人のビジョンのもとで行うことができる”アーティスト”であると考えます。

 

 

 

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LE BERGER / Herd Limited.

shop talk & communications by Akihiko Fukuda